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住宅特集 2009年8月号
表紙の作品:TRAPEZIUM
撮影:新建築社写真部
 
定価:¥2,000(本体¥1,905) 168頁
297mm x 221mm
 

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特集/住まいの役割 今、家に求められていること
MOUNTAIN RESEARCH=
大堀伸/ジェネラルデザイン 鶯庵=古谷誠章+NASCA TRAPEZIUM=田口知子建築設計事務所 lots Fiction=伊藤孝紀/TYPE A/B 名和研二/なわけんジム 妙蓮寺の店舗併用住宅 内と外の間XVIII=入江正之入江高世+早稲田大学入江研究室 車庫と家と芝生=佐藤美輝/佐藤事務所 house I=宮晶子/STUDIO 2A

特集2/階段と床から変えてみる。 立体的な家
だんだんまちや=
アトリエ・ワン 桜川の家=谷尻誠/suppose design office 名和研二/なわけんジム ジュッカイエ=長岡勉田中正洋/point 横尾真/OUVI 台の家=みかんぐみ リクライニング・ハウス=安原幹大坪輝史/サルハウス+ロクディ

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MOUNTAIN RESEARCH
大堀伸/ジェネラルデザイン
施工 大喜建設
所在地 長野県南佐久郡川上村
住宅特集 2009年8月号 016頁

MAP

 
長野県川上村に建つ週末に野外生活をおくるための住居。ノース・フェイス社の2mドームテントを居室として使用し、テントを張る平らな木製デッキ、キッチン、収納室、バス・トイレといった必要最小限の設備からなる。傾斜した敷地形状を活かした複数のレベル差をもったデッキ、薪棚、各室共に、同村の唐松間伐材で仕上げている。

MOUNTAIN RESEARCH
撮影:新建築社写真部
鶯庵
設計 古谷誠章+NASCA
施工 大秀建設
所在地 千葉市稲毛区
住宅特集 2009年8月号 028頁

MAP

 
ファッション研究者の建主が「終の住処」を意識して建てた住宅。仕事柄、デザインされたものになれてきた建主のデザインへの想いに応えるため、玄関からドアノブまで、細部に渡ってオリジナルのデザインをいき届かせている。また、建主の実家の再建でもあるため、過去の記憶を思い起こす縁となるように、庭や建物位置には変更を加えていない。

建主の人生の「まとめ」としてデザインされた空間ができあがっている。

鶯庵
撮影:新建築社写真部
TRAPEZIUM
設計 田口知子建築設計事務所
施工 山崎工務店
所在地 東京都世田谷区太子堂

住宅特集 2009年8月号 038頁

MAP

 
人を招き入れることを目的につくられたホール併用の住宅。地下が多目的ホールで、1,2階が居住スペースとなる。前面へと迫り出す2階ヴォリュームは、中央の吹抜を囲い、1階リビング、ダイニングから屋上テラスへとうねるように連続し、浮かび上がっている。



TRAPEZIUM
撮影:新建築社写真部
lots Fiction
設計 伊藤孝紀/TYPE A/B 名和研二/なわけんジム
施工 服部工務店
所在地 愛知県東郷町和合ケ丘
住宅特集 2009年8月号 046頁

MAP

 
子供(未就学児)を連れた主婦が集うサロン併用の住宅。子供の行為を誘発するチューブ状の装置(青空間)と、それによって分配された空間(白空間)との高低差によって構成される。200㎜以下の高低差は、子供にとっては這い這いで乗り越える障害物となり、椅子、ステージ、遊び場など行為をアフォードする仕掛けとなる。この仕掛けが、子供と親との関係だけでなく、劇場の客席と舞台のように訪れる人たちとのシーンを創出させている。

lots fiction
撮影:新建築社写真部
妙蓮寺の店舗併用住宅
内と外の間ⅩⅧ
設計 入江正之+入江高世+早稲田大学入江研究室
施工 建築舎四季
所在地 横浜市港北区
住宅特集 2009年8月号 054頁

MAP

 
親世帯の高齢化に伴う住宅の高齢者対応と、子世帯の介護の利便化のために再建された住宅。1階を貸店舗とし、2階を介護のために訪れた子世帯の宿泊スペース、3階を親世帯の住居としている。
各層の異なった様相に統一感を与えるため、前面道路側のファサードとして、溶融亜鉛メッキ鋼板が建ち上がっている。

妙蓮寺の店舗併用住宅
撮影:新建築社写真部
車庫と家と芝生
佐藤美輝/佐藤事務所

施工/かしの木建設

千葉県船橋市
住宅特集 2009年8月号 062頁

MAP

 
大きな収納として計画された住居部の四角い箱、薄い屋根の車庫、起伏のついた庭の3要素をひとつながりに配置。3つの場所で行なえる活動やものを置くことを等価なものと考える。同時に、周辺の多くの住宅に使用されている要素、材料、スケール、配置などを微妙に操作し、似ているけれども異なるという相対的なずれを意図している。

車庫と家と芝生
撮影:新建築社写真部
house I
設計 宮晶子/STUDIO 2A
施工 横溝工務店
所在地 神奈川県中郡大磯町
住宅特集 2009年8月号 072頁

MAP

 
コンクリートのL字型の壁を敷地いっぱいにちりばめた住宅。見えない計画上の正三角形の頂点から一定の距離と角度をもたせてL字壁を配置している。裏と表もないL字が、主従関係のない内部環境と外部環境をつくり出し、内と外に大きな隔たりがない住空間を生み出している。

house I
撮影:新建築社写真部
だんだんまちや
設計 アトリエ・ワン
施工 飯塚建築
所在地/東京都目黒区
住宅特集 2009年8月号 094頁

MAP

 
階段を最小限におさえるのではなく、大きくすることで階段い住むような空間を提案している。玄関からリビング、ダイニングキッチン、子供部屋といった機能をもつ空間を、227.8×202.5×750mmの小さい段と455×405×2,570mmの大きな段でつなぎながら、ひと続きに折りかえすように構成している。また正面の壁に大きな窓を開け、道路からの視線、光と風はダイニング・キッチンを越えて裏側の窓に抜ける。

だんだんまちや
撮影:新建築社写真部
桜川の家
谷尻誠/suppose design office
名和研二/なわけんジム

施工/新建築工房

所在地/東京都板橋区
住宅特集 2009年8月号 102頁

MAP

 
前面に公園がある角地に建つ住宅。十五坪の敷地形状に合わせて隅切りされた3層のヴォリュームの内部をスキップフロアにすることで複数の居場所をつくりだし、縦の繋がりによって各スペース間の連続感を生み出す。2階の開口は公園と前面道路に対して2面開口で、小さなリビングに公園との繋がりをもたらしている。

桜川の家
撮影:新建築社写真部
ジュッカイエ
設計 長岡勉+田中正洋/point 横尾真/OUVI
施工 セットアップ

所在地 東京都調布市
住宅特集 2009年8月号 112頁

MAP

 
「ジュッカイエ」と名付けられたこの住宅は、壁のないひとつながりの構成で、約四畳の小さな床が螺旋状に回り、10フロアの床で構成されている。ぐるりと螺旋でつながる内部が外部へも広がるように、敷地に向かって伸びる道路と、対角線上にある隣家越しの空が、リビングとダイニングの大きな窓を介して、室内をに突き抜けている。

ジュッカイエ
撮影:新建築社写真部
台の家
設計 みかんぐみ
施工 山幸建設
所在地 神奈川県鎌倉市
住宅特集 2009年8月号 122頁

MAP

 
ヴォリュームは、敷地を囲うようにロの字型配置とし、南側は高さを抑え、北側のヴォリュームは1階部分をピロティにし、西側は2層としている。内部空間は、ヴォリュームと共に床の高さも異なり、中庭越しの景色が距離感を変えながら展開する。

台の家
撮影:新建築社写真部
リクライニング・ハウス
安原幹+大坪輝史/サルハウス+ロクディ

施工/大同工業

所在地/横浜市泉区
住宅特集 2009年8月号 130頁

MAP

 
構造上既存不適格の木造住宅に対する増築。既存部分を耐震改修した上で、二棟に挟まれた間口5mの程の南北に長い敷地に建つ。平面は南北に引き延ばし、断面はスキップフロアにし半層のずれを活かして、ルーフバルコニーからつながる天井高さと奥行きのある一室空間の家族室をつくり出す。アカシアの乱尺張りの構造コアの壁が上から下まで貫き、縦へのつながりもつくり出している。

リクライニング・ハウス
撮影:新建築社写真部
MOUNTAIN RESEARCH 作品解説
「住居」ではないもの
森の中でノースフェイス社製の2mドームで簡素に暮らしたいとデザイナーの小林節正さんから相談を受けた。具体的には長野県川上村の山中、約一六〇〇坪の敷地に、テントを張る平らな面、キッチン、納戸と簡単なバス・トイレ、薪棚、ソーラーパ...
住宅特集 2009年8月号 016頁
MOUNTAIN RESEARCH 作品解説
必要最小限の性能
長野県産の唐松の間伐材120㎜角を積み上げた箱を分棟配置し、その間をテントを張るための木製デッキの平面でつないでいる。土地形状になるべく手をつけず傾斜した敷地を反映した複数の床レベルは、腰かけたり、薪棚になったり、風景の変化を...
住宅特集 2009年8月号 016頁
MOUNTAIN RESEARCH 対談
体を使う居場所
起点の2mドームテント

小林 二〇〇六年秋の十一月頃、この敷地を買う前に大堀さんに現地を見にきてもら...
住宅特集 2009年8月号 016頁
鶯庵 作品解説
隔てながらも、つなぐ要素
この家は、外から見るとどこにあるのか分からないぐらい小さく、中に入ると思った以上にスペースに広がりがある、そんな風につくりたかった。既存の塀をそのまま残し、建屋はその塀と庭に紛れ込んでいる。敷地両側には隣家が迫っていたから、家...
古谷誠章
住宅特集 2009年8月号 028頁
鶯庵 作品解説
記憶を結ぶ庭
建主が子供の頃から親しんだ庭は、すでに半分の大きさになっていたが、家の名の由来ともなった梅の木など、昔からの植栽や灯籠が残っている。ここではそれらを残して外構を再構成し、庭中央にある既存の大きな石に、根切りで出た石を合わせて親...
古谷誠章
住宅特集 2009年8月号 028頁
鶯庵 作品解説
背の高いガラスの扉
玄関のガラス扉は、この家のスケールに比してとても背が高い。向かいの公園の欅の姿を楽しむためだったが、昨年末にバッサリ剪定されてしまい、また伸びるのを心待ちにしている。表面は框にガラスを工場でシール圧着した、一見フレームレスに見...
古谷誠章
住宅特集 2009年8月号 028頁
TRAPEZIUM作品解説
開きつつ閉じるかたち
建主の希望は、アーティストの友人たちが公演に使える小さなホールを併設した住宅をつくること、住宅部分はカーテンを閉めなくても生活できる落ち着いた空間をつくることだった。
ホールという開いた機能と、プライバシーの守られた...
田口知子
住宅特集 2009年8月号 038頁
TRAPEZIUM 作品解説
人を招き入れるということ
建主のA氏は、「この家づくりの目的はホールをつくることです」と断言した。設計の過程で、A氏の馴染みのライブハウスや小さなギャラリー企画の演劇を観に行った。住宅街の一画や小さなビルの一室で公演を行うアーティストと観客の世界は、親...
住宅特集 2009年8月号 038頁
lots fiction作品解説
多様な驚きと発見
建主は三〇代前半の夫婦と子供ひとり、郷里である名古屋市郊外の住宅地に土地を購入し、子供(未就学児)を連れた主婦が集うサロン併用の住宅を希望した。一般的に用途の異なる住居と店舗は区分して計画される。ここでは限られた敷地に最大限の...
伊藤孝紀
住宅特集 2009年8月号 046頁
lots fiction作品解説
創作を学べる家具
この建築は、家族だけの使用から、多くの人が集うなど、さまざまな使われ方が想定される。そのため移動が容易で、空間に設置することで機能が変化する卓袱台のような家具を提案した。この家具には、700mm×700mm天板に大きさの異なる...
伊藤孝紀
住宅特集 2009年8月号 046頁
鶯庵 作品解説
内と外の間 —建ち上がる溶融亜鉛メッキ鋼板
この住宅の正面の鋼板は、店舗併用住宅ということが背景にあって、住宅の容量に被せて下階に入る店舗とイメージ的に連関する建築ファサードを建ち上げることを意図したものである。
一枚の大きな鉄板を立て、それを切り、開き、曲げ...
入江正之
住宅特集 2009年8月号 054頁
鶯庵 作品解説
介護のための家と部屋
この住宅の目的は、いくつかの与件と関連している。ひとつは実家のご両親が高齢により祖父の時代から50年以上続けてきた駅前商店街の八百屋の店を続けることが難しくなったこと。また1階が店舗で2階が住まいであったために、母親の足が悪く...
入江正之
住宅特集 2009年8月号 054頁
鶯庵 作品解説
老後のための家と部屋
隣地と隙間なく接近している南側隣は3階まで立ち上がり、外階段のアパート住民の出入りも間近なので、南側には大きな開口が取れなかった。ただ逆に、北側隣は2階建てなので、3階の開口が北側に自在に取れる。そのため、ホームエ...
入江正之
住宅特集 2009年8月号 054頁
車庫と家と芝生 作品解説
人とものを包み込むところ
敷地は郊外の住宅地にある。
都心から離れているため、周辺には広めの庭のある家が多い。この家族三人で暮らしていく家はコフレ(小さい物入れ)に近い。山登りの道具から始まり、いろんな個性のあるものが詰まってちょうどよい大き...
佐藤美輝
住宅特集 2009年8月号 062頁
車庫と家と芝生 作品解説
近いこと
窓の大きさや外への眺め、外壁の色や材料、屋根の勾配や、塀の立つ位置、ベランダの大きさなど、周辺のありふれた木造2階建ての住宅は、同じようなつくり方でできている。この周りがみんな似ているという環境が今回の敷地の特性だと思った。<...
住宅特集 2009年8月号 062頁
だんだんまちや・作品解説
街並みをつくる切り妻屋根
前面道路は南北の両端でT字とL字の角にぶつかるので、細長い広場のような雰囲気をもっている。そこに面する家々がことごとく切り妻面を向けているのは偶然だろうか。新しく建つ家の振る舞いいかんで、その見え方は大きく変わるはずである。迷...
塚本由晴
住宅特集 2009年8月号 094頁
だんだんまちや・作品解説
段状に折り返すひと続きの空間
駅や公共施設の階段にいる時に、ふと「ここならこんなふうに住めるな」と思って、しげしげとその空間を眺めることがある。踊り場の奥行が1・6m、階段幅が3m近くあれば、家具配置などを少し工夫して十分居心地のよい居場所を想像することが...
塚本由晴
住宅特集 2009年8月号 094頁
ジュッカイエ 作品解説
狭さを広さに変える螺旋空間
閑静な住宅街。建て坪が約8坪、延べ床が約20坪、そこに家族4人が住まう。これを2階建て+αにすれば、20坪の広さのままに狭苦しい。また、家族同士のプライバシーより、どこにいても家族の気配が感じられる開放的な住まいが望まれた。<...
田中正洋 x 長岡勉
住宅特集 2009年8月号 112頁
ジュッカイエ 作品解説
ヒトとモノの居場所がつくる豊かな風景
螺旋階段は、床や腰壁と同じ仕上げで切れ目なく連続しながらも、場所に合わせて変形していく。下階の階段では蹴込み板を設け、床と腰壁の連続性を強める一方、上階では踏板を宙に浮かせることで、空に向かって視線の抜けをつくる。また、玄関を...
田中正洋 x 長岡勉
住宅特集 2009年8月号 112頁
台の家・作品解説
敷地の状況
建主は三〇代の夫婦と子供ひとり。敷地はJRの駅から徒歩10分程度で、周囲には中途半端に古びた戸建て住宅が建ち並び、少々雑然とした印象である。三方を住宅に囲まれ、前面道路の幅も2・5 mと狭く、向かいの家との距離も近いため、まさ...
石井真人
住宅特集 2009年8月号 122頁
台の家・作品解説
中庭を囲んで緩やかに変化する床レベル
ヴォリュームは、敷地を囲うようにロの字型配置としている。
周辺の住宅に対して距離を取りつつ、採光、通風、眺望など良好な環境を得るためのヴォリューム操作をした。
南側は極力高さを抑え、北側のヴォリュームは2階...
石井真人
住宅特集 2009年8月号 122頁
リクライニング・ハウス 作品解説
挟まれた敷地で、「抱き」をつくる
横浜市郊外に建つ木造住宅への増築である。もともとは一五〇坪の敷地に建てられた三世帯住宅であったが、数年前に敷地分割して二棟の建物に分割された。二棟は、建主の親世帯と親戚世帯である。今回、建主夫婦のための住まいを、二棟に挟まれた...
住宅特集 2009年8月号 130頁
リクライニング・ハウス 作品解説
構造コアがつくる奥行のあるワンルーム
建物間口を両端でさらに絞り、許容建築面積の中でできる限り南北に引き延ばす。南側のブロックを半層下げ、スキップフロアとする。南側にルーフバルコニーができるから、これと緩やかに一体化する家族室を最上層につくった。空を建物の奥まで深...
住宅特集 2009年8月号 130頁
リクライニング・ハウス 作品解説
「暮らし方」から提案したインテリア
これから結婚するふたりが一緒に暮らすはじめての住居であったため、設計時より新しい生活スタイルに関して建主と設計者で詳細な打ち合わせを重ねた。生活の中心となる家族室の収納は、身の回りの生活品を食器・書物といった用途を分けずに、ひ...
住宅特集 2009年8月号 130頁
まち居住第13回
編集されるまち
美術家として、「美術」の内側だけを見ていた頃、いつも何か新しいことを探していた。小学校の百周年事業で現代美術展を企画した時に、今までの視点から美術の外側を眺めて気付いた。「どこかに新しいものがあるのではなく、まちにはすでにすべ...
住宅特集 2009年8月号 088頁
まち居住第13回
「開かれた場」づくり
「自分が暮らすのだったらこんなまちが面白いなと思うところから始めたんです」。小石原さんは、大学時代を過ごした岡山市で、美術家として地域とコミットするうちにまちづくりに関わるようになった。
小石原さんの活動...
住宅特集 2009年8月号 088頁
まち居住第13回
伝わるプロジェクト
活動は伝わることが大事だ、という基本を小石原さんに改めて教わった。そう思った理由のひとつは、小石原さんがマルゴ・デリの赤いロゴ入りのカップを新幹線のゴミ箱で見かけ、カップが遠く運ばれたことに感慨をもった話。もともと一日限定の「...
太田浩史
住宅特集 2009年8月号 088頁
まち居住第13回
クリエイティブの根と芽
大空襲でまちの大半が壊滅的な被害を受けた岡山には、戦災をくぐり抜けた禁酒會舘や古い町々、復興期に計画された交差点広場、防火建築、マーケット、高度成長期の小さなビルなどがひっそりと散りばめられている。
これらひとつひと...
真野洋介
住宅特集 2009年8月号 088頁
まち居住第13回
「まちの無関心」と戦う美術家
取材の最後に小石原さんは力強くいった。「いちばんまずいと思うことは、誰も自分のまちのことに興味をもっていないこと。興味をもってもらうための仕掛けとして、イベントやカフェをまちに差し込んでいるのです」。
この言葉を聞い...
山崎亮
住宅特集 2009年8月号 088頁
建築家自邸からの家学び 座談会
「私の家」の不思議
三十年の蓄積
真壁 輝かしい建築の七十年代から三十年以上経った今、「私の家」の評価が高まっている事実を受け止め、「建築家自邸からの家学び」の第二弾として阿部勤さんの自邸「私の家」を取り上げました。
「私の家...
真壁智治 x 阿部勤 x 堀啓二
住宅特集 2009年8月号 138頁
建築家自邸からの家学び エッセイ
「家」を表現し続ける建築家
 「家」という言葉を辞書で引くと、「人の住むための建物、家屋」という意味と、「血縁の近いものが生活を共にする小集団」というふたつの意味が載せられている。「家」という言葉を使う時、われわれは一方の意味でのみ使っているだろうか。い...
丸田絢子
住宅特集 2009年8月号 138頁