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住宅特集 2009年6月号
表紙の作品 NRS
撮影:新建築社写真部
 
定価:¥2,000(本体¥1,905)
297mm x 221mm
 

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特集
家のあかり
NRS=新関謙一郎 KHB=新関謙一郎 拡散する家=木村浩一 鹿沼の住宅=後藤武 DOUBLE DECKER HOUSE=長崎辰哉 吉原さんの家=西久保毅人原由美子 ファン・ハウス=野生司義光 コトリノイエ=小泉雅生

作品
柿の木坂の家=岡田哲史 北鎌倉の家=谷尻誠 名和研二 浦和の家=手嶋保 磯子の家=濱田昭夫 反町の家=田井勝馬

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柿の木坂の家
設計 岡田哲史建築設計事務所
施工 笹沢建設
所在地 東京都目黒区
住宅特集 2009年06月号 014頁

MAP

 
建主が乗用車2台、スーパーカー4台を所有しているため、接道の大半が駐車場とギャラリー(スーパーカーの駐車場所)で占められている。それらの隙間に間口2,500mmほどで設けられエントランスが敷地の奥まで伸びた軸線となり、そこに動線を集中させている。そして、軸線に直行させるかたちで、北棟・中庭・南棟を配置しているため、リビングや寝室のある北棟からは、中庭を介して、スーパーカーが展示された南棟を眺めることができる。

柿の木坂の家
撮影:新建築社写真部
北鎌倉の家
設計 谷尻誠/suppose design office
構造 名和研二/なわけんジム
施工 栄港建設
所在地 神奈川県鎌倉市
住宅特集 2009年06月号 028頁

MAP

 
段差と既存擁壁のある敷地に、コンクリートシャフトを上下段に建て、鉄骨の床と屋根によって段差間を架け渡す構成。コンクリートシャフト部に玄関・和室、水回りなどを設け、鉄骨造部分は、東側にある竹林の風景を眺めるため、開放的な全面開口のリビング・ダイニング・キッチンとなっている。

北鎌倉の家
撮影:新建築社写真部
浦和の家
設計 手嶋保建築事務所
施工 山口工務店
所在地 埼玉県さいたま市浦和区
住宅特集 2009年06月号 038頁

MAP

 
九間(三間四方)のブロックを一間単位でずらしたり、重ね合わせて雁行状に配置した住宅。各室も一間単位で間仕切られており、室から動線まで一坪の空間が連なっている。また、雁行させたことにより、視線の先に庭や空間が見え隠れする。

浦和の家
撮影:新建築社写真部
磯子の家
設計 濱田昭夫/TAC濱田設計事務所
施工 笠原工務店
所在地 横浜市磯子区
住宅特集 2009年06月号 048頁

MAP

 
敷地南前面の道路を介して小高い崖に広がる緑の借景を2階居間から臨むために、鉄骨造による仕切りのない空間が構成された住宅。居間の傾斜天井からは、欄間の硝子を通してつながる階段ホールと厨房の天井をひと続きにさせている。

磯子の家
撮影:新建築社写真部
反町の家
設計 田井勝馬/田井勝馬建築設計工房
施工 大同工業
所在地 神奈川県横浜市神奈川区
住宅特集 2009年06月号 054頁

MAP

 
敷地が軟弱な支持基盤の傾斜地のため、鉄筋コンクリートの高基礎部分に1階を設け、その上に木造の2階を載せることで軽量化を図っている。内部には5つの吹抜けのヴォイドが設けられ、上部からの光を室内に取り込みんでいる。室内からの視線はヴォイドを介して外部の眺望とつながり、内部と外部の堺を曖昧にして、空間に奥行が生まれている。

反町の家
撮影:新建築社写真部
NRS
設計 新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO
施工 日祥工業
所在地 東京都町田市
住宅特集 2009年06月号 072頁

MAP

 
南面する道路を挟んだ向かいにある公園との関係と、建蔽率40%の使い方から建築は分棟形式へと導かれ、4つのヴォリュームが中庭を囲んで敷地いっぱいに分散されている。それらは内部で動線的につながり、地下を通じて連続した建築となっている。
またそれぞれの棟は開口に特徴があり、中庭と一体となるべく大開口であったり、ガラス戸、簾戸、障子戸などの建具によって、さまざまな質の光が取り込まれるようになっている。

NRS
撮影:新建築社写真部
KHB
設計 新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO
施工 栄伸建設
所在地 東京都世田谷区
住宅特集 2009年06月号 080頁

MAP

 
幅2m、長さ15mの路地状の部分にはRCの壁が立てられ、入口には鉄板でつくられた離れを支えている。奥の矩形部分には木造在来工法の2階建ての母屋が建ち、外から一連の流れとして明るさと暗さが反転していくように空間が展開される。照明計画でも空間全体を照らすのではなく、暗さの中に部分的に明るさを生み出すように、間接照明を効果的に設置している。

KHB
撮影:新建築社写真部
拡散する家
フォルム・木村浩一建築研究所
施工 津田工務店滋賀
所在地 滋賀県守山市
住宅特集 2009年06月号 088頁

MAP

 
床や天井にレベル差を設け、垂れ壁や腰壁などで分節することで、ワンルームでありながらも立体的に各々の居場所をつくり出す。外観は、三方が道路に面しているために外に対して閉じつつも、奥行きや広がりをもたせるために襞状の構成となっている。また、丘陵地への眺望を得るため、東側にテラスや開口を集約している。

拡散する家
撮影:新建築社写真部
鹿沼の住宅
設計 後藤武建築設計事務所
施工 成常建設
所在地 栃木県鹿沼市
住宅特集 2009年06月号 098頁

MAP

 
建物をぐるりと囲むように、地面より高い所にコンクリートの基壇をつくり、人が歩き回る場所とし、基壇の凹んでくり貫かれた部分にはLDK、寝室、子供部屋が設けられ、人が動かず寛ぐ場所となる。
また照明計画では、点光源を規則的に配列していて、全体の形式から導かれる配列と、人の動きから導かれる配列とが調整されている。

鹿沼の住宅
撮影:新建築社写真部
DOUBLE DECKER HOUSE
設計 長崎辰哉
施工 分離発注
所在地 東京都大田区
住宅特集 2009年06月号 106頁

MAP

 
都心の住宅地に建つ二世帯住宅で、1階と2階にそれぞれの世帯が玄関を異にして住んでいる。傾斜地に建つため、1階は外断熱した高基礎部分をエントランスとし、スキップフロアによって螺旋状に上がる居住スペースとなっている。2階は斜線制限に沿った家型の屋根に合わせた天井を現しとしている。1階、2階ともに建築条件がそのまま表現に現れており、その表現を照明が強調している。

DOUBLE DECKER HOUSE
撮影:新建築社写真部
吉原さんの家
設計 西久保毅人+原由美子/ニコ設計室
施工 新建築工房
所在地 東京都世田谷区
住宅特集 2009年06月号 116頁

MAP

 
モロッコの街のようなコートハウスに住みたい、という建主の希望を、壁を介して「あちら」と「こちら」の領域をつくることで実現した住宅。地下から3階まで南北に貫く斜めの茶色壁が、内部空間をふたつに分け、半階ごとに斜めの壁をくぐりながら大小さまざまな大きさの、いびつな空間が展開されている。

吉原さんの家
撮影:新建築社写真部
ファン・ハウス
設計 野生司義光/野生司環境設計
施工 岩本組
所在地 東京都新宿区
住宅特集 2009年06月号 124頁

MAP

 
台形断面をもつ地下1階、地上3階の併用住宅。地階は音響システムや高性能の厨房機器を完備したパーティルームで、1階に事務所、2・3階が住居スペースとなっている。住居スペースは台形断面の一部を切り取った中庭から光と風を取り入れ、さらにスリット状の開口を天井と壁に入れて、周囲の建て込んだ状況に対して、明るい室内環境を実現している。

ファン・ハウス
撮影:新建築社写真部
コトリノイエ
設計 小泉アトリエ
施工 キクシマ
所在地 神奈川県逗子市
住宅特集 2009年06月号 132頁

MAP

 
都心近郊の深い山林のただ中にある住宅。厳しい自然環境から守るように外観はダークグレーのガルバリウム鋼板を葺いた固い印象だが、内部にはパイン集成材のルーバーによる内皮が貫入されており、柔らかく生活を包み込んでいる。外部からの光や、ルーバーの外側からの間接光が、ルーバーを介して室内に至るため、光に包まれたような居室空間の印象を受ける。

コトリノイエ
撮影:新建築社写真部
柿の木坂の家 作品解説
カーマニアの建主
「柿の木坂の家」の建主は、四年前に設計した「青葉台の家」のクライアントの兄君にあたる。その家が竣工した直後からすでに「よい土地が見つかったらよろしく……」といわれていた。青年実業家の彼はみずからレースでハンドルを握るほどの腕前...
岡田哲史
住宅特集 2009年06月号 014頁
柿の木坂の家 作品解説
軸線上の動線と南北の分棟
計画は、南側の前面道路に面して配置することが決定的な三つの要素、すなわちスーパーカー四台を収容するギャラリー、乗用車二台の駐車場、そしてエントランスを配置することから始まった。十分に広い敷地を考えると、中庭を介してスーパーカー...
岡田哲史
住宅特集 2009年06月号 014頁
柿の木坂の家 作品解説
周辺環境を配慮した、回り込む壁面によるファサード
北側斜線によって低く抑えられた北面の壁は東面の壁へと連続し、南棟2階に計画したゲストルームのテラスを囲う。他方、西面から折れ曲がり南面に連続する壁は2階部分だけを残し、ファサードの中央付近で互い違いに重ね合わせた。敷地の接道幅...
岡田哲史
住宅特集 2009年06月号 014頁
浦和の家 作品解説
雁行する九間の連なり
敷地は陽当たりがよく、生垣が特徴的な住宅地にある。一般的には余裕のある恵まれた敷地であるが、同時にその「そつのなさ」故に個性となる特徴に乏しいことから、配置によって固有の場所をつくり出せればと考えた。平面構成は三間角のブロック...
手嶋保
住宅特集 2009年06月号 038頁
浦和の家 作品解説
出隅のディテール
中央のブロックだけ杉縁甲板張りとした。板張りの面は戸袋面までフカして通気層とする。西日の室内への影響を少なくしたかったからである。コーナーは板幅を小さくして丸くしている。柔らかく見えて、面と面のつながりができる。下地がないため...
手嶋保
住宅特集 2009年06月号 038頁
浦和の家 作品解説
掘り下げられたリビング
部屋の機能とは何だろうと考える。つまり部屋の本質についてである。たとえば「居間」にとって必要な質とは「静けさ」や「落ち着き」であるとすれば、LDKという紋切り型の流れが、見方を変えれば部屋固有のあり様を阻害しているのではないか...
手嶋保
住宅特集 2009年06月号 038頁
浦和の家 作品解説
ステンレス製の建具枠
木製ガラス窓の上下枠を、ステンレスのフラットバーでつくった。レールが宙に浮いているから、水切りは完全である。建具の木口に水が入らないように、上枠がかぶせてある。(手嶋)
...
手嶋保
住宅特集 2009年06月号 038頁
磯子の家 概要解説
鉄骨造が生む仕切りのない開放性
横浜近郊の大規模な宅地開発が進んだ一角からわずかに離れて、まだ緑豊かな自然が残る、二五年ほど前に宅地開発された十軒ほどの家並みがある。そこは、県道から一本入った静かな場所で、敷地の真向かいは、前面道路を介して、四季折々に表情を...
濱田昭夫 x 濱田昭夫
住宅特集 2009年06月号 048頁
磯子の家 ディテール
ディテールへのこだわり
この建物は、規模の小さい住宅であるが、その隅々までディテールにこだわって設計した。鉄骨造、 そして木造それぞれの箇所について、綿密なディテールを工夫している。たとえば、鉄骨...
濱田昭夫
住宅特集 2009年06月号 048頁
反町の家 作品解説
敷地に応じたストラクチャー
敷地は横浜の丘陵地の中腹に位置し、上方へいくに従い眺望が開けるロケーションである。既存建物の2階レベルからは周囲の家並みを見下ろし、屋上からは南にみなとみらい、西に富士山を望むことができた。また地盤面は道路から1m下り、かつ西...
田井勝馬
住宅特集 2009年06月号 054頁
反町の家 作品解説
白いインテリア
クライアントは以前この敷地に建つ木造家屋を、自分たちの手で感性の赴くままにつくり変えて住みこなしていた。床・壁・天井とも白一色でペイントされたインテリアから、一種の浮遊感を得たことを覚えている。再建にあたっても、その浮遊感を手...
田井勝馬
住宅特集 2009年06月号 054頁
反町の家 作品解説
スキップフロアとヴォイドによる風景
レベル差のある敷地形状は、必然的な断面構成を生み出した。半地下から屋上までスキップ状にステップアップするフロアは、静けさを求める場所から、次第に活動の場所へと移行していく。光を求めて縦方向に移動していく中で、各フロアに設けられ...
田井勝馬
住宅特集 2009年06月号 054頁
NRS 作品解説
視線と動線の連続と分節
分節と連続をつくることがテーマとなった。住宅は必要諸室のサイズに応じてそのヴォリュームを分割し、敷地の中央に設けた中庭を囲むように配置している。それは外部とのさまざまな連続をつくるための分節であり、公園や中庭、隣地との程よい関...
新関謙一郎
住宅特集 2009年06月号 072頁
NRS 作品解説
連棟から生まれる照明計画
中庭はこの住宅の照明器具のような存在である。ここに満たされた光をそれぞれの棟にどう取り入れるかで空間に質をつくり出していきたいと考えた。
昼の間、北の棟は南面の大きな開口部から中庭を通して入ってくる陽射しを透かし入れ...
新関謙一郎
住宅特集 2009年06月号 072頁
NRS 作品解説
概況
この建築は落ち着いた住宅街の一角にあり、三方を住宅に囲まれた矩形の敷地に建っている。南面する道路を挟んだ向かい側には緑に恵まれた公園があり、近所の人びとの憩い場所となっている。周辺は緩やかな傾斜があるため公園は敷地よりやや高く...
新関謙一郎
住宅特集 2009年06月号 072頁
KHB 作品解説
明るさのムラをつくる
外の明るさは離れの下を通ることで一度暗さに変わる。そこから続くアプローチの明るさを強調し、その先の母屋への自然な流れをつくる仕組みである。母屋の1階はまた一転して暗くなる。ここでは暗さの中に明るさを生み出そうと考えた。四方を建...
新関謙一郎
住宅特集 2009年06月号 080頁
KHB 作品解説
路地がつなぐ日常と非日常
この住宅の細く長い路地には一枚のあRCの壁がやや角度を振って立てられ、それに導かれるように母屋へとアプローチしていく。路地の幅に対してやや高いこの壁の存在感によって隣家の気配は薄れ、光や影を映す庭のような路地をつくりたいと考え...
新関謙一郎
住宅特集 2009年06月号 080頁
KHB 作品解説
概要
敷地は幅2m、長さ15mの路地状の部分と、その奥に広がる12×5mの矩形の部分からなる。その路地状の敷地形状に合わせ、母屋と離れで構成された住宅を計画した。
最奥部に位置する母屋は木造在来工法の2階建て、その反対側に...
新関謙一郎
住宅特集 2009年06月号 080頁
鹿沼の住宅 作品解説
道と窪み/人が動くこと・動かないこと
家は橋や道のように動線だけでできているわけではないし、洞窟のように居場所だけでできているわけでもない。ユニヴァーサル・スペースと呼ばれる形式はこのふたつを合体させたけれど、そのことによって室内のランドスケープは平板化してしまう...
後藤武
住宅特集 2009年06月号 098頁
鹿沼の住宅 作品解説
人の居場所を照らし出す点光源
照明計画は、点光源を規則的に配列していて、全体の形式から導かれる配列と、人の動きから導かれる配列とを調停することに注意を注いだ。点光源を好ましく思うのは、拡散度にもよるが比較的狭い範囲を限定的に照らしてくれるところだ。少人数の...
後藤武
住宅特集 2009年06月号 098頁
鹿沼の住宅 作品解説
概況
栃木県の鹿沼という土地の名前は土を想起させたが、このあたりは米の産地でもあるという。水田の広がる一帯が徐々に宅地になりはじめていて、それでもまだところどころに開けた空地が残り、案内された敷地の上は空が大きかった。周りの農家のお...
後藤武
住宅特集 2009年06月号 098頁
DOUBLE DECKER HOUSE 作品解説
「上の家」と「下の家」、それぞれの気積の確保
都心の住宅街に建つ二世帯住宅。ふたつの家が上下に積層する長屋である。鉄筋コンクリート造の基壇に家型を載せたシンプルな外観。限られた面積の中で生活に広がりを与えるため、設計ではそれぞれの家ごとに気積の確保とワンルーム性を強く意識...
長崎辰哉
住宅特集 2009年06月号 106頁
DOUBLE DECKER HOUSE 作品解説
高基礎部分への外断熱とセルロースファイバー充填
このプロジェクトでは、街並みや空間としての美しさだけでなく、快適でエネルギー消費の少ない都市生活を当たり前に実現するため、人と建築と環境のやさしい関係を構法や流通の観点から追求する試みにも取り組んだ。木造部分を蟻害から保護する...
長崎辰哉
住宅特集 2009年06月号 106頁
DOUBLE DECKER HOUSE 作品解説
ウッドマイレージに配慮する
軸組には、東京多摩産材を中心とした国産材のみを使用することにこだわった。東京もその面積の35%は豊かな森林である。ウッドマイレージという言葉があるが、いまそこにある良質な杉材を使わず、北欧や北米からタンカーでCO2を撒き散らし...
長崎辰哉
住宅特集 2009年06月号 106頁
DOUBLE DECKER HOUSE 照明計画
空間の特徴を強調する間接照明
「上の家」の間接照明ボックス
切妻型天井に包まれた「上の家」(112頁参照)では、空間のもつおおらかさを表現しようと天井を照らす間接照明を...
戸恒浩人
住宅特集 2009年06月号 106頁
吉原さんの家 照明計画
照明計画
「明かりは白熱灯がいい」という要望は最初からいただいていた。照明器具については、ペンダント以外はほとんどコンクリートと一体化させたダウンライトとしている。ポイントになるペンダントや洗面所の鏡などは、吉原さんがいろんな輸入雑貨屋...
西久保毅人
住宅特集 2009年06月号 116頁
吉原さんの家 塗装について
塗装について
地下から3階までを貫く斜めの壁は、ラーチ合板型枠の荒い肌を活かし、こげ茶色に染色している。すべての部屋はこの壁をくぐり抜けて移動するため、その存在感と対峙すべく強い色と、強い質感を意識して、ポーターズペイントという表情豊かな塗...
西久保毅人
住宅特集 2009年06月号 116頁
コトリノイエ 作品解説
着心地のよい住まい
建築とその中にいる人間の身体との距離が気になっている。住宅においては、雨風や寒さ暑さといった気候変動から身体を守るために、堅固な構築物が必要とされる。特に、山深くラフな自然に囲まれた場所では、安心感を与えるべくしっかりとした外...
小泉雅生
住宅特集 2009年06月号 132頁
コトリノイエ 作品解説
ひだ形状の内皮が、矩形の外皮を貫く
この建物は、家型をしたシンプルな外皮とその内側に差し込まれた内皮からなっている。内皮は細い木製フレームが連なってルーバー状になったもので、一部、小屋梁を支える構造体としての役割も果たしている。
内皮を構成するフレーム...
小泉雅生
住宅特集 2009年06月号 132頁
コトリノイエ 作品解説
守る外皮、包む内皮
敷地は、都市近郊であることを忘れさせるような深い山林のただ中にある。麓の町から訪れるには、車もアクセスできない急な山道を十分ほど、標高で80mほど登ることとなる。敷地内には、見上げるような山桜の古木がある。このような山深い場所...
小泉雅生
住宅特集 2009年06月号 132頁